商品詳細
県内ロングセラー!!
おもしろく、楽しく、わかりやすい!
小学生から大人まで楽しめる琉球歴史の保存版!!
琉球の歴史の中には、風の向き・潮の流れを読む先人の知恵と、
海を越えて交流するコミュニケーション力がちりばめられています。
この小さな島の歴史にある「先人の知恵と開かれた心」は、
大きな誇りなのです。
【地域編】
~まえがき~
琉球歴史には、生没年のはっきりしない英傑達が数多く登場します。
そのプロフィールなどの記録は少なく、
意図的に空白にされたとも、考えられます。
これらの英傑達は、これまで口碑、伝説、通説、
の世界に閉じ込められていたのが現状です。
彼等を、単に沖縄だけの人物としてとらえるのではなく、
東シナ海をとりまく日本、中国、朝鮮などの、
各国の歴史や人物と重ね合わせると、新しい英傑像が生まれます。
これまでの歴史教育は、年号、事件、などの暗記学的な学習でした。
歴史は、生きた人間のドラマと言われます。
尚巴志という英雄が、いつ、琉球統一の覇業を決意したのか?
なぜ、首里城を築く気になったのか?
歴史を動かした人物の生き様が見えにくいのが、
こてまでの琉球の人物史となっています。
また、時代の価値観の違いによって、
これまでの評価が見直される場合もあります。
忠臣とうたわれた楠正成も、荘園である貴族や、
寺社権力にまつろわない集団の総称、
「悪党」の一人として歴史の舞台に、再登場します。
琉球史の中で、これまでの大悪臣、反逆児、謀反人と評価されてきた人物達も、
その視点を変えると新しい英傑として私達の前に、再登場してきます。
【目次】
●第一章 察度(一三二二~一三九六)
世界への道をひらき、貿易王国の礎を作った王
●第二章 尚巴志(一三七二~一四三九)
初めて琉球を統一した英雄
●第三章 懐機(?~?)
琉球王国創建の、陰のプロデューサーとして活躍した国相
●第四章 護佐丸(?~一四五八)
琉球戦国時代の豪雄
●第五章 阿麻和利(?~一四五八)
王都、首里への進出を図った、野望の風雲児
●第六章 尚泰久(一四一五~一四六〇)
沖縄のアイデンティティーを作った国王
●第七章 尚円金丸(一四一五~一四七六)
権謀術数をあやつり、長期政権の第二尚家王統を創設した国王
●第八章 宇喜也嘉(一四四五~一五〇五)
呪術をあみ出し、王国の権力をほしいままにした烈女
●第九章 尚真(一四六五~一五二六)
琉球王朝の黄金時代を作った国王
●第十章 オヤケ赤蜂(?~一五〇〇)
先島に戦雲を巻き起こし、独立国八重山の創建を夢見た、反逆児
●第十一章 鄭迵 謝名親方(一五四九~一六一一)
琉球国史上最大の国難と対決し、大義を貫いた鉄人宰相
●第十二章 儀間真常(一五五七~一六四四)
琉球国のみならず、日本国の人口、食糧等の難問解決にも貢献した産業開発者
●第十三章 羽地朝秀(一六一七~一六七五)
琉球史のバイブル「中山世鑑」を著し、琉球国の行政システムを完成させた政治改革者
●第十四章 魏士哲・高嶺徳明(一六五三~一七三八)
中国の秘法を琉球に持ち帰り、日本医学史上、初の全身麻酔手術に、成功した名医
●第十五章 名護親方 程順則(一六六三~一七三四)
日本人の道徳観を確立した琉球王国最高の教育者
●第十六章 蔡温(一六八二~一七六一)
不世出の哲人政治家
●第十七章 玉城朝薫(一六八四~一七三四)
オペラと匹敵する琉球歌劇を創作し、有能な政治家としても活躍した天才戯曲家
●第十八章 平敷屋朝敏(一七〇〇~一七三四)
人間の自由と愛を歌い上げたルネッサンス歌人
●第十九章 牧志朝忠(一八一八~一八六二)
来琉する欧米諸国と、難問題をわたりあう外交官
●第二十章 宜湾朝保(一八二三~一八七六)
琉球王国最後の代表的政治家、また近世沖縄の歌道を完成した最大の歌人