商品詳細
県内ロングセラー!!
おもしろく、楽しく、わかりやすい!
小学生から大人まで楽しめる琉球歴史の保存版!!
琉球の歴史の中には、風の向き・潮の流れを読む先人の知恵と、
海を越えて交流するコミュニケーション力がちりばめられています。
この小さな島の歴史にある「先人の知恵と開かれた心」は、
大きな誇りなのです。
【総集編&世界遺産】
~はじめに~
ここ十年、日本の歴史、とりわけ原始、先史時代がゆれ動いています。
毎日のように発掘される遺跡からは、
歴史の常識、定説を見直すような発見が続いています。
平成六年の青森県三内丸山の縄文集落跡の発見は、
これまでの狩猟を中心にした縄文時代のイメージを変えようとしています。
他にも、数々の発見が続いています。
奈良県飛鳥池遺跡から出土した日本最古の富本銭、
佐賀県吉野ヶ里遺跡から発見された九州初の銅鐸、
奈良県キトラ遺跡では、東アジア最古の天文図と四神図が確認されました。
また、七十八万年から六十万年前の日本最古の原人の石器が
宮城県上高森遺跡から発見されています。
沖縄県においても、近年、
画期的な遺物、遺跡の発見が相次いでいます。
・与那国、渡嘉敷、粟国各島の海底遺跡。
・二万五千年前の伊良部洞穴の化石人骨。
・二千年前の農耕用抉入石斧。...糸満
・三千年前の丸木船。...宜野座村
・二千年前のゴホウラ貝腕輪の工場跡。...伊江村
・久米島の海底鍾乳洞。
・浦添城跡内の金属工房遺跡。
日々新たに発見される遺跡、遺物は、
私たちに歴史の限りないロマンを与えてくれます。
赤道上空三万六千キロの人工衛星からは、
日本海、東シナ海、太平洋、インド洋、南太平洋が視野に入ります。
この広大なエリアに浮かぶ島々と琉球列島は、
黒潮、季節風の大自然エネルギーで強く結ばれていることが分かります。
その視点から、琉球、沖縄の歴史を見るといろいろな解釈が生まれます。
琉球史の事象、事件、英雄達も視点を変えることによって、
その命をよみがえらせ、私たちに歴史ロマンを語ってくれます。
【目次】
●第一章 ウチナーンチュ・港川人・縄文人
・歴史はすべて謎
・定説をくつがえす遺跡の発掘
・日本人のルーツは港川人?
・琉球列島は人類交流の場であった。
●第二章 古代貨幣、貝斧、貝塚時代
・空白の三万五千年の謎
・沖縄から日本最古の畑跡現る
・中国の古代貨幣で明らかになる貿易の歴史
●第三章 海底遺跡、ニライカナイ、源為朝
・続々、発見される海底遺跡郡
・琉球への渡来人伝説
・琉球王家の出身地の謎
・中国との貿易の謎
●第四章 朝貢品、硫黄、馬、首里城
・進貢船下賜の謎
・琉球が受けた恩恵とは?
・首里城の謎とは...
・謎を解く四つのキーワード
・黒潮のメカニズムとは?
●第五章 黒潮、季節風、中国、南太平洋
・黒潮の巨大なエネルギー
・季節風のエネルギー
・古代の航海のエネルギー
●第六章 海賊衆、倭寇、琉球王国
・琉球史のキーワード
・倭寇と琉球王朝のつながり
・倭寇と伊平屋諸島のつながり
●第七章 源氏、平氏、倭寇と琉球王朝
・小国、琉球の外交戦術
・数少ない倭寇研究
・源為朝渡来の謎
・琉球王朝創始者達と倭寇の影
●第八章 佐敷、鮫川一族、金丸
・第二尚氏王朝の創設者、金丸とは何者か?
・農民から天下人へ
●第九章 第一尚王朝、八幡大菩薩
・戦闘のプロフェッショナル集団『倭寇』
・三つの巴紋
・尚巴志のしたたかな外交策
●第十章 琉球王国、国際貿易
・琉球に住み着いた久米三十六姓
・なぜ天妃廟は二つ造られたか
・貿易国家・琉球の繁栄を支えたのは客家人?
・注目を浴びる琉球と客家の関わり
●第十一章 客家、久米三十六姓
・久米三十六姓の謎を客家に探る
・客家は華僑のルーツ
・三十六姓と客家のつながり
●第十二章 客家文化、琉球文化
・多くの著名人を輩出した客家人
・客家と久米三十六姓の類似点
・いつのまにか消えた梁氏・蔡氏の骨
・客家と琉球とのつながりは?
●第十三章 首里城西面の謎
●第十四章 日本各地方とのつながり
・文部省で取り上げられる日本のふるさと、琉球
・見えてきた日本の各地域と琉球とのつながり
・北海道
・東北地方 青森県・岩手県・宮城県
・関東地方 茨城県・千葉県・東京都
・中部地方 石川県・静岡県・愛知県
・近畿地方 滋賀県・兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県・大阪府
・中国・四国地方 島根県・山口県・徳島県・高知県・愛媛県
・九州地方 大分県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県
●第十五章 風水
●第十六章 世界遺産
・今帰仁城跡
・座喜味城跡
・中城城跡
・勝連城跡
・首里城跡
・園比屋武御嶽石門
・玉陵
・識名園
・斎場御嶽
那覇の歴史