商品詳細
「ある日、かつおの大漁のチャンスに恵まれた。
入れ食い状態で、しかも、10キロ以上の大物。
またたく間に船上はかつおで埋まり、
バキバキ、ドンドンと甲板をたたき、
落ちてくる自らの重みでキズつき出血し、
その血しぶきで戦場のようだ。
その時私は、魚の命を感じた。
まさに、我々人間は、
魚はじめ生き物の命をいただいていることを実感し感動した。
命をかけて魚をとり、
ありがたくその命をいただく。
これが、海人の仕事。」
-著者 翁長 盛武-
海人を撮り続ける写真家翁長盛武さんによる、
伊良部島佐良浜の迫力あるカツオ漁を撮影した写真集!
翁長さんが10年以上かけて撮影してきたカツオ漁の様子を一冊の写真集に!!
精悍な顔立ちの漁師たちが、激しい水しぶきの中カツオと釣り竿一本で格闘する姿や、
船上での食事や憩いのひと時に見せる笑顔など漁師の日常を切り取った一枚一枚。
他にも漁に関わる人々の真剣な眼差しに笑顔、
大漁祭りの賑やかな 「オオバンマイ」 に沸く人たちの歓喜の表情、
港でカツオをなまり節などに加工する様子など島民の生活92点を収録!!
【著者】
●プロフィール
1947年沖縄県浦添市生まれ。
1972年公務員となり2001年退職。
50歳より趣味で写真をはじめ、60歳で沖展会員となる。
これまで10年以上、海人の写真を撮り続けている。
現在、沖展写真部会員、
沖縄写真連盟副会長、
ニッコールクラブ沖縄支部会員。
[受賞歴]
京セラ・コンタックスグランドフォトコンテスト一般部門・特別賞。
富士フィルムフォトコンテスト自由写真部門・銀賞。
沖縄タイムス芸術選賞・奨励賞。
2012年に写真展「海人の島(かつお漁)」開催。